翻訳と辞書
Words near each other
・ ゲルハルト・ヘンニゲ
・ ゲルハルト・ベルガー
・ ゲルハルト・ボッセ
・ ゲルハルト・ミッター
・ ゲルハルト・ヨハン・ダヴィッド・フォン・シャルンホルスト
・ ゲルハルト・ヨハン・ダーヴィト・フォン・シャルンホルスト
・ ゲルハルト・リッター
・ ゲルハルト・リッター (1888年生)
・ ゲルハルト・リヒター
・ ゲルハルト・ロルフス
ゲルハルト・ロルフス (言語学者)
・ ゲルハルト・ヴェッセル
・ ゲルハルド・ハナッピ
・ ゲルハルド・ハナッピ・シュターディオン
・ ゲルバートラス橋
・ ゲルバー橋
・ ゲルヒスハイム
・ ゲルフ
・ ゲルフ (オンタリオ州)
・ ゲルファント


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ゲルハルト・ロルフス (言語学者) : ミニ英和和英辞書
ゲルハルト・ロルフス (言語学者)[もの]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [げん]
 【名詞】 1. word 2. remark 3. statement 
言語学 : [げんごがく]
 (n) linguistics
言語学者 : [げんごがくしゃ]
 (n) linguist
: [ご]
  1. (n,n-suf) language 2. word 
語学 : [ごがく]
 【名詞】 1. language study 
語学者 : [ごがくしゃ]
 (n) a linguist
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 
学者 : [がくしゃ]
 【名詞】 1. scholar 
: [もの]
 【名詞】 1. person 

ゲルハルト・ロルフス (言語学者) : ウィキペディア日本語版
ゲルハルト・ロルフス (言語学者)[もの]
ゲルハルト・ロルフス(Gerhard Rohlfs、1892年7月14日 - 1986年9月12日)は、ドイツ言語学者ロマンス語学者、エバーハルト・カール大学テュービンゲンルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンの教員。ベルリンに生まれ、テュービンゲンで没した。
== 生涯 ==
ロルフスは、1913年以降、フンボルト大学ベルリングルノーブル大学でロマンス語学を学んだ。第一次世界大戦では、西部戦線に従軍した。ハインリッヒ・モーフ (Heinrich Morf) の下で博士論文を書き、1920年Dr. philの学位を取得した〔Dissertation: ''Ager, Area, Atrium. Eine Studie zur romanischen Wortgeschichte'' (Borna/Leipzig 1920)〕。この際、国家試験 (Staatsexamen) には、フランス語ラテン語イタリア語で合格した。調査研究のため、イタリア南部カラブリア州に6か月滞在した後、1922年エドゥアルト・ヴェヒスラー (Eduard Wechssler) の下でハビリタシオン(大学教授資格論文:Habilitation)として「Das romanische habeo-Futurum und Konditionalis(ロマンス語における ''habeo'' 未来形条件法)」を書き、フリードリッヒ・ヴィルヘルム大学ベルリン私講師となった。
1926年、ロルフスは、テュービンゲン講座教授となり、1938年には名誉教授に退いたカール・フォスラー (Karl Vossler) の後任者として、ルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンのロマンス語学講座教授に転じた〔Utz Maas: ''Verfolgung und Auswanderung deutschsprachiger Sprachforscher 1933–1945''. Band 1: Dokumentation. Biobibliographische Daten A–Z. Stauffenburg Verlag, Tübingen 2010, S. 841.〕。1942年、ロルフスは、ドイツ学士院 (Deutschen Akademie) にロマンス語学の作業委員会を設け、それを主導した〔Frank-Rutger Hausmann: ''Auch eine nationale Wissenschaft? Die deutsche Romanistik unter dem Nationalsozialismus.'' In: ''Romanistische Zeitschrift für Literaturgeschichte.'' Bd. 22 (1998), S. 261–313, hier S. 289 (online ; PDF; 10,7 MB).〕。この委員会には、フリードリッヒ・シュール (Friedrich Schürr)、フリッツ・クリューガー (Fritz Krüger)、フリッツ・ノイバート (Fritz Neubert)、ヴァルター・メンヒ (Walter Mönch) らが参加した。大学教員であった間、ロルフスは多数の論文を指導したが、その教えを受けた中には、クルト・ヴァイス (Kurt Wais)、ハインリッヒ・ラウスベルク (Heinrich Lausberg)、ルドルフ・ベール (Rudolf Baehr) らがいた。1957年名誉教授 (Emeritierung) となって以降は、再び テュービンゲンに戻り、そこでも学術称号としての名誉教授 (Honorarprofessor) となった。
ロルフスの研究上の関心は、最初から南イタリアのギリシア語の研究に寄せられており、彼はこの言語が、後代の移民の結果ではなく、ビザンティン時代に遡るマグナ・グラエキアに遡る系譜にあるものだと考えていた。カラブリアソレントにおけるイタリア=ギリシア語方言についての研究に加え、ロルフスはイタリア語やその諸方言の歴史的文法についても研究した。そのほか、スペイン語古フランス語レト・ロマンス語群についても研究していた。南イタリアの方言の語彙や、カラブリアにおける固有名詞を取り上げた辞書類などは、それぞれの分野における基礎的資料となった。言語学的な現地調査の一部として、ロルフスは、言語地理学方言学において画期的な研究を発表し、他方では言語地図帳や入門書を、研究分野に持ち込んだ。
ロルフスは、新言語・文学研究アーカイヴArchivs für das Studium der neueren Sprachen und Literaturen)の会員であり(1930年 – 1954年)、ロマンス語の教材集『''Sammlung romanischer Übungstexte''』(1930年 – 1954年)の編集者であった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ゲルハルト・ロルフス (言語学者)」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.